アメリカ版”必殺仕事人” 「デクスター 警察官は殺人鬼」

E17TVa - For Dawidziak - DEXTER, the critically acclaimed drama series about a serial killer, which recently completed its second season on premium cable network SHOWTIME, makes an unprecedented appearance on network television when it premieres Sunday, Feb. 17 (10:00-11:00 PM, ET/PT) on the CBS Television Network. Pictured Michael C. Hall stars as a Miami blood-spatter analyst and serial killer on DEXTER. Photo: Christian Weber/Showtime. Maximum width 60 picas at 200 dpi. 2/12/08

 絵に描いたような草食系男子デクスターはマイアミ警察の鑑識官として働く心優しい青年。
 職場の同僚からは一目置かれ、義理の妹にとっては立派な兄として、そしてガールフレンドにとって理想的な彼氏だった。

 だが、デクスターには隠された裏の顔があった。

 実は幼少時に母親を亡くしたトラウマから人を殺さなければ生きていけないのだ。

 育ての親であり、刑事をしていたハリーはデクスターの黒い欲望をいち早く見抜き、殺人術や証拠の消し方などを教え、「悪人以外は殺してはいけない」という掟を与える。

 ハリー亡き後もデクスターは掟を忠実に守り、世の悪人達を始末していく。

 昼は警察官。夜は処刑人として活躍するデクスターの二重生活を描いたサスペンスドラマです。

 シーズン5で終了予定だったのにアメリカであまりに人気だったためか続きが作られていますが、日本では相変わらず人気がなく、一部レンタルDVD屋さんでは取り扱いがなかったりします(;0;。
 確かにアメリカのケーブルテレビの番組にしてはストーリーが雑ですしこういったダークヒーロー物は日本人には受けないと思います。
 最初はわりとダーク路線だったのも影を潜め、適度に笑いを交えたストーリーになっていますが、きわどいブラックユーモアに拒否反応を起こす人も多いかもしれません。

 僕は残酷表現や暴力シーンが大の苦手ですが、それでもデクスターは(一部のシーンを除いては)平気だったりします。
 ちなみにデクスターは暴力を正当化したドラマではなく、心に深い傷を負った主人公デクスターが苦悩しながらも数々の事件を乗り越えることで人間らしい感情を取り戻していくことがメインテーマになっています。

 以下はシーズンごとのレビューを書いています。

 シーズン1
 
 マイアミを震撼させる殺人鬼”冷凍車キラー”との対決をメインストーリーに展開し、レイプ魔やひき逃げ魔を処刑していきます。
 デクスターがどうして人を殺さないと生きていけなくなってしまったのか?
 養父ハリーに引き取られる前の記憶がないのはどうしてなのか?
 その理由が明かされます。

 初期はグロ表現がありますが、5話辺りからブラックユーモア多めのコメディ路線になります。
 ラストははっきり言ってギャグです(笑)。

 シーズン2

 ”冷凍車キラー”との戦いでトラウマを負い、悪人を処刑したくても失敗を繰り返すデクスター(殺人鬼なのに意外と繊細なのです)。
 デクスターの行動が怪しいと見抜いてなのか同僚で元特殊部隊員のドークスに執拗に監視され、しかも追い討ちをかけるようにデクスターが過去に処刑した悪人達の遺体が次々と発見されてしまいます。
 「デクスター 大ピンチの巻」みたいな・・・。
 僕としてはデクスターをストーキングするおねぇさんがツボでした。ケーブルテレビなのでサービスシーン満載です(笑)。

 シーズン3

 殺人の現場を検事補のミゲルに目撃され、嫌々ながらもデクスターの”弟子”としてミゲルに悪人達を始末するための技術を教える羽目になります。
 だけどミゲルは次第に暴走し始め、罪のない人まで手にかけるようになり・・・。
 
 心理操作に長け、デクスターを操るミゲル。
 新たな連続殺人犯との対決、デクスターの彼女の妊娠・・・など盛りだくさんの内容です。
 感動的な話もあり、全シーズン通して最も完成度が高いと思います。

 シーズン4
 
 前シーズンのラストで結婚し、子供が産まれたデクスター。
 幸せいっぱいのはずなのに奥さんはヒステリックになり、子供の夜泣きに悩まされるし、睡眠不足で仕事ではでかいミスをやらかし、散々なデクスター。
 処刑人としての”仕事”をする暇もなく、精神的に不安定になるが、そこに”トリニティキラー”という新たな殺人鬼が登場。
 トリニティも家族を持ち、その忙しい日常の中で事件を起こしている事を知り、自分と似たような境遇に共感したデクスター。
 だが、悪人のみを処刑するデクスターと違ってトリニティはただ血に飢えたモンスターでしかなく・・。
 
 結婚して自分の子供が産まれたことでデクスターが夫、父親、警察官、処刑人と多くの役割を果たさなければいけなくなり、話の展開がゴチャゴチャしてしまい、1シーズン12話というアメリカのテレビドラマにしては少ない話数に無理やり詰め込んだ感じがして好きになれませんでした。
 悪役トリニティキラーを名優ジョンリスゴーが演じているのに上手く活かされていないようにも思えます。
 衝撃的なラストもちょっと強引で僕には今ひとつでした。

 シーズン5

 途中で挫折しました・・・。

 
 今はシーズン7の製作に向けて出演俳優と交渉中だと聞きます。
 物議をかもしたデクスターもいつの間にか長寿番組の仲間入りです。
 今度行きつけのDVDレンタル屋さんで100円レンタルをやるのでその時にシーズン5の続きを借りるかもしれません。

 いやあ、なんだかデクスターに疲れてしまったと言うか・・・(^^;。
 

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