実戦シラット映画 「ザ・レイド」 レビュー 感想

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 ジャカルタのスラムにそびえ立つ30階建ての高層ビル。
 麻薬王に支配されたそのビルは数多くの犯罪者が暮らしていた。
 そこへ警察隊による強制捜査(ザ・レイド)が行われる。

 警察の目的は麻薬王の拘束。
 だが、過去に何度も敵対するギャングの襲撃を退けてきた麻薬王一味の戦闘力は半端ではなく、警官隊は全滅の危機に追いやられる。

 生き残った数少ない警官隊の新米(イコウ・ウワイス)は得意のシラットを駆使し、苦戦しながらも麻薬王のいる15階を目指して突き進む。
 そしてついにボスの右腕の最強戦士マッドドッグとの対決の時を迎え・・・。

 

 ザ・レイドはずいぶん前からアクション映画好きの間で話題になっていますが、それとともに劇中で使われている武術「シラット」も注目を集めました。
 シラット教室をしている僕としてはこれでシラットが有名になってくれれば大変にありがたいです(^^。

 残念ながら公開されている劇場は少ないのですが、僕が観に行った映画館では平日の昼間にも関わらず、劇場内の席の八割方が埋まっていました。
 しかもこういう映画に興味のなさそうな若い女性もそこそこいてちょっと驚きです。

 予告編がやたらと長いのにもびっくりでしたが・・(笑)。

 それで肝心のザ・レイドの感想ですが、やっぱりすごいっす(@0@;。

 こういった肉弾戦で見せる映画では銃を使ったアクションはおざなりになってしまうことが多いのですが、ザ・レイドでは序盤の銃撃戦の演出が素晴らしく、ハリウッドの大作映画にも引けをとらない迫力ある銃撃戦を見せてくれました。

 銃撃の音もリアルで軽くビビリます(;0;。

 それとストーリーもしっかりしていてそれぞれの登場人物のドラマもきちんと描かれています(すぐやられる雑魚キャラは除く(笑))。

 やはり僕はシラット修行者の身なので劇中のシラット技術に目がいくのですが、同じイコウ・ウワイス主演の「ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳」では伝統的なシラットを多用していたのに対し、ザ・レイドではかなり荒々しい実戦シラットを見せてくれています。
 
 クリンチして相手の頭を壁に叩きつけたり、地面を転がりながら戦ったりなど泥臭い攻防を見せているのはツボでした^^;。

 あとドニーイエン主演の「イップマン」で使われていたことから僕が勝手に“イップマン投げ“と呼んでいる(笑)首投げがザ・レイドでは何度も登場したのは意外でした。

 シラットの代表的な技法の一つ、ガジャプターカパラも所々で実戦用法的な使い方で出てきてます。

 それとやっぱり最強戦士マッドドッグのキャラクターが映画を盛り上げるのに一役買っていると思います。
 小柄でよく見るとものすごく痩せているマッドドッグなのにシラットの達人でとてつもなく強い、というのはカッコいいっす^^。

 警官隊の隊長とマッドドッグの一騎打ちが最高でした。
 隊長は柔道。マッドドッグはシラット。というふうに得意の武術が異なり、それぞれを上手く活かした振り付けは見事です。

 ザ・レイドはハリウッドリメイクも決まりましたが、そういえばハリウッドではシラットを前面に出した映画はないですよね。ボーンシリーズでもフィリピン系武術の影に隠れたような感じで・・・(T-T。

 ハリウッド版ザ・レイドの配役は主人公の新米警官役がジェイソンスティサムで麻薬王はデンゼルワシントン。

 小柄なシラットマスター、マッドドッグ役は「96時間」で必殺シラットを見せてくれたリーアムニーソンでどうでしょう?
 リーアム兄さんは2m近い巨人だけど・・(笑)。

 警官隊の隊長役はドニーイエンで、あと映画に華を添えるために主人公の奥さん役を前田敦子・・・・という感じでお願いします(^^;。

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